論文(卒論)の書き方(学部生向け)
論文の書き方
昔書き溜めてたものを更新します!
誰が=学部生が
いつ=3~4年(1~1.5年間)
何を=卒論を
どのように=この記事で!
(資料蒐集等を)どこで=詳細はこの記事で!
インターネットや大学図書館の電子ジャーナル(大学等の図書館ができればそれがよい。関東勢は国立国会図書館も検討を)
ざっくり、次の通りの内容です。
1興味関心があり、資料がありそうなものからテーマを選ぶ。
2資料蒐集しつつ必要な要素を盛り込む。
3論文の構成を考える。
4論文を書く。
5リライトする等。
第1(テーマ決定~概要把握)
1:何について書くか?
興味関心があるかつ先行研究(書籍や論文)、資料がある程度あるもの
2:定番のテキスト(1冊目)を読む
3:定番のテキストの卒論執筆部分に該当する章の推薦文献を読む。
4:推薦文献(3~5冊?)を読む。
(このあたりで卒論のテーマとして決定?)
5:さらに、その推薦文献内で実際に卒論を執筆する分野の参考文献を読む。
6:2~5で卒論該当部分の概要を把握し、まとめる。
第2(本格的な文献渉猟)
1:一次文献(国内外の公文書、統計、外交資料等)を探す
2:卒論テーマと重なる学会のホームページを見つけ、そこでバックナンバー(無料PDF公開)からキーワード等をいれて探す。また、サイニーやグーグルスカラーも有用
3:1,2はまとめつつ行う。
4:文献や学術雑誌が見つからない際には指導教員の指導を仰ぐ。
5:必読文献・資料+(最)先端(新)文献・資料はおさえる。
注意点!!!
あくまでも一例です。
第3(論文の構成)
1:論文のタイトル
(1)主題だけではなく副題をつける
(2)タイトルから内容が想定できる
(3)興味をひく内容にする
(4)論文を書きつつ修正
2:目次作成
概ね5章立て20,000字(400字×50枚)とすると・・・
はじめに:(下記3参照。):5枚(1割)
第1章:主題1:10(2割)
第2章:主題2:10(2割)
第3章:副題1:10(2割)
第4章:副題2:10(2割)
終章:3枚(0.5割)
注、参考文献:2~3枚(0.5割)
3:構成
(要約)
はじめに:論文の目的・背景・問題意識(何を明らかにするか)、意義(書く意味はあるか?)、新規性(誰かが既に「全く同じこと」論じてないか?)、分析手法(オリジナリティ・・・といっても、既存の様々な理論に少し付け加える程度)、仮説(仮の結論)・論文で用いる用語の定義、本論文の構成
第1章:本題1
第2章:本題2
第3章:副題1
第4章:副題2
終章:結論、まとめ、残された課題
注・参考文献等
第4(論文を書く)
1:常に文献蒐集しつつ、書く
2:指導教員やゼミでの発表をしつつ、書く(リライトする)
3:文章表現に迷ったらうまい表現ではなく、卒論では、型にはめた表現(しかし、論文ならではの言い回しは必要)を使う。
第5(リライト)
蒐集リストのまとめ⇔書きかけの論文⇔指導教員らの指導
⇒それらを受けて修正
誤字・脱字や参考・引用文献等の漏れはないか?等
最後に、参考文献の書き方等を学ぶ。