スポーツ経営について(要約のみ)
´スポーツクラブの現状を1章で、新しい戦略を2章で、総合型スポーツクラブの戦略を3章で、貴事業者の分析を4章で、貴事業者の取るべき方策を5章で示し、Withコロナ時代の戦略を6章で示し、最後にそれらを総合的に考慮して、結論を示すという構成であり、1章から結論までを上記の順に従って示す。
´外部環境は新型コロナウイルス感染症(以下、「同感染症」という。)以前にあっては、「追い風」であり、東京オリンピック・パラリンピック(以下、「東京五輪」という。)は延期になったが、拡大する市場の潜在的な需要をどう呼び込むかが鍵となる。サッカースクールから、総合型スポーツクラブの各スポーツの種目の特性を活かしつつ、有機的に運営し、相乗効果を狙うというのが基本的な戦略である。
´同感染症対策としては、パーソナル・トレーニング(個人体育家庭教師)や動画を用いたサービスが今後の事業遂行にあっても重要であるといえる。現状では、極めて厳しい状況であるため、資金繰り等により、手持ちのキャッシュを確保する必要がある。
´展望としては、国、地域、企業、国民共にスポーツに対する潜在的な需要はあるがどう掘り起こすかが重要であり、どのようなスポーツの志向があるかを把握する必要がある。また、求めるスポーツの多様さに対応できる事業者が生き残り、より成長していくと予想する。きっかけとして、東京五輪は極めて大きいが、東京五輪はきっかけに過ぎず、長期的に需要が拡大していく点が重要である。
´貴事業者の分析を通じ、内部環境:強み(ネットワーク)、弱み(財務基盤)と外部環境機会・脅威を把握し、解決策を示した。
´貴事業者がとるべき方策は一言でいえば以下のとおりである。とるべき方策としては、サッカー事業自体のメニューの多様化及びサッカー以外の事業の相互作用による好循環サイクルを回していくということである。
´なお、各章ごとに章に入る前にまとめを行っている。
´1独自の立ち位置を確保すること(価格競争を避けることができる)
´2集客等において、貴事業者や地域への貢献、イベントの開催等を活かすこと
´3サッカー事業と他のスポーツ事業の好循環サイクルを築き上げること。また、サッカー事業にあっては、多様なニーズに対応できるように、景品等も使った体験会も利用すること